【新宿支部】
荒井秀夫さん(メガネArai/新宿区中落合)



【パーソナルデータ】
生年月日:昭和17年生まれの蟹座。
血液型:A型
趣味:バードウォッチング、ビデオ撮影
モットー:喜んで、進んで、働きます。

【本文】2012年5月号掲載
 同店は昭和7年に新宿一丁目で創業、昭和22年に現在地に移転された。2代目の荒井秀夫氏は、昭和36年に後継ぎとして入社したが、それまではメガネに関わる仕事で、わからないことがある度に卸商社やメーカーなどいろいろな方々に技術や知識を教わりながら、眼鏡技術者としての腕を磨いてきた。
 今では10年ほど大手チェーン店で修業されていた3代目にあたるご子息の荒井隆光さんと一緒にお店の切り盛りをされている。
 その荒井秀夫氏にとって、いろいろな意味で大きな転機になったのは、20年前に間質性肺炎を患ったことに始まる。この時、約半年間ほど国立国際医療センターに入院された。退院の時に主治医から、「退院後は酸素のいっぱいあるところに行きなさい」と言われたのをきっかけに「日本野鳥の会東京」に入会。趣味に上げられたバードウォッチングを始められた。
 「日本野鳥の会東京」は野鳥の生息や絶滅するおそれのある野鳥などを観察している団体で、荒井氏は明治神宮や葛西臨海公園、善福寺公園、高尾山に出かけ、空気のきれいな自然の中で野鳥の観察を続けられている。
 また、その時に撮影した写真やビデオをNHKの番組「首都圏ネットワーク」に投稿され、これまで実名入りで5回ほど取り上げられ、ご近所でもすっかり有名人になられたとか。そのうちに会のメンバーがお客様としてご来店されるようになり、楽しく人の輪を広げながら、ご商売にもよい形で結びつくことになった。
 またNHKのテレビで、山階鳥類研究所の山岸哲所長が、トキやコウウノトリのエサ場が農薬などで汚染されている話を聞き、『メガネ店経営者として健康に注意しよう』と思い立ち、農薬が混ざっていない歯磨きや洗剤等を使うようにしたところ、すっかり健康になられたとか。その荒井氏が今一番気がかりなことは、37歳になられたご子息のお嫁さんを探すことと話されていた。

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