メガネ店の店頭に並ぶフレームはメーカーから出荷されたままの状態ですから、
誰かの顔にフィッティングしてあるわけではありません。
料理に例えれば
「レシピどおりの食材を鍋に入れただけのもの」と
「それを熟練のシェフが手間隙かけて煮込んで出来上がった料理」とでもいいましょうか。
つまり、個々のお客様にフィッティングする前のメガネは「メガネを作る材料」でしかないのです。
これをお客様のお顔に合わせてフィッティングするのもメガネ店の大切な仕事です。
では、何のためにフィッティングが必要なのでしょうか? 正確にフィッティングされていないメガネは、単に外見上の問題だけではなく、仮にレンズの度が正しく処方されていたとしても、本来の処方せんどおりの見え方にはなりません。それが頭痛・肩こり・疲れ目などの健康被害の原因になる場合もあります。また、耳や鼻、こめかみなど、フレームが触れる部分に痛くなったり、炎症を起こしたりすることもあります。
最近、街中で正確にフィッティングされていないメガネをかけている方をたくさん見かけます。私たち専門店のプロから見れば異常な状態ですが、かけているご本人は気が付いていないようです。
そこで、以下にご自分でできるフィッティングのチェックポイントを挙げてみました。
掛け具合が気になる方、メガネの正しい掛け方を知りたい方、何度求めたお店に足を運んでも直らない、という方・・・
ぜひこの機会にご自分のメガネをチェックしてみませんか。
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