【城北支部】
笹川 秀樹さん(メガネのササガワ/北区十条仲原)https://sasa-gawa.net/



【パーソナルデータ】
生年月日:1960年(昭和35年)生まれの射手座
血液型:B型
趣味:お気に入りシンガーのライブ、地元周辺での食べ歩き
モットー:本当に大切なものは目に見えない(「星の王子さま」より)

【本文】2022年10月号掲載
 メガネのササガワさんは、専属の時計職人の引退に伴い、2022年4月30日に時計部門を閉店し、メガネの専門店として6月1日にリニューアルオープンした。法人名は、轄川時計店だが、これを機に「メガネのササガワ」として営業を行っている。閉店間もないせいか、取材当日は時計の電池交換や修理の来店客が途絶えることはなかった。
 代表の笹川秀樹氏は3代目。大正13年(1924年)に初代が墨田区業平で創業したのが同店の始まりで、昭和25年(1950年)に北区十条で営業を再開、現在に至っている。
 笹川氏は19歳の時に家業を継いだが、その後一旦離れた。初めは、宝石・時計・メガネの兼業店で働き始めた。この時に「メガネ」がおもしろいと興味を持たれたという。退職後、都内の眼鏡専門学校で2年間勉強し、卒業後は地方のチェーン店で2年間勤務した。その後、28歳の頃に初代のご祖父様からの強い要望により家業に戻られたという経歴を持つ。
 笹川氏のメガネにかける思いは、同店のHP(ホームページ)やブログ、YouTubeチャンネル、LINEなどを通して、一般の消費者に情報を届ける活動を通してうかがわれる。「メガネは未完成品。一人一人に合わせていくという大切さ」を伝えたいという信念のもと取り組まれており、店内のメガネフレームやレンズなどの商品紹介や営業日のご案内から始まり、メガネのメンテナンスに関わること、最近ではレンズの削りカスなどをテーマに、分かりやすく解説されている。
 HPでは、同店が大切にされていることとして、1)見え味、2)掛け心地、3)似合うメガネを挙げ、それぞれがなぜ大切なのかまで踏み込んで同店の考えを述べているのが特徴。さらに、メガネ作りの5大要素として、@検査、Aフィッティング、B加工、Cフレーム、Dレンズを示し、同店の考えを詳しく書いている。
 組合に入会された動機についてお聞きすると、組合員の伊藤次郎氏(オプテリアグラシアス)の勧めで検討されたとか。また、組合活動に対しては、HP等を通じて、一般のお客様に届くような方法で、メガネを知っていただくこと、メガネに興味を持っていただくこと、メガネを作る上で参考になる情報を提供する事業などに期待されていた。
 現在、店舗には、笹川氏のほかに奥様の幸子さん、そして、同店三代目の看板犬であり、十条銀座のアイドル犬を目指している「あん」(4歳)の3名が常駐し、お客様に対応している。そして、お休みの時には、趣味に書かれているお気に入りのシンガーのライブに行ったり、地元の飲食店で食べ歩きを楽しまれているという。


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