
【パーソナルデータ】
生年月日:1969年(昭和44年)生まれの双子座
血液型:B型
趣味:仕事。歌を歌うこと。小説を書くこと(誰かに感動を与えられること)。
モットー:何事もこだわりを持たないというこだわりがある。
【本文】2019年7月号掲載
2019年4月1日から5日まで行った、「2018年・第6回めがね供養会」の“スリランカへのメガネ寄贈プロジェクト”に立候補されたのが伊藤次郎氏である。ご出身は西東京市(旧・保谷市)で、ご両親がともに教員の家庭で育った。ご兄弟がおり、伊藤氏は次男である。幼少の頃から、同級生の中では体がずば抜けて大きく、子分を引き連れていたガキ大将だったそうで、「いじめっ子でイヤな奴と見られていたと思う」と当時を振り返る。
ところが小学生高学年時代のある出来事をきっかけにして、それまでの振る舞いを反省。中学に入学されてからは、逆にガキ大将を諭す立場に変わったそうだ。スポーツは小学校の頃は野球、中学ではバレー部でご活躍された。ちなみに高校時代には、オートバイ競技を題材にしたマンガ「バリバリ伝説」(しげの秀一著)の影響を受けて、バイクレーサーを目指し、八王子の大垂水峠で腕を磨いていた時期もあったそうで、いろいろなご経験をお持ちである。
その伊藤氏がメガネ業界と関わりを持ったのは17年前。それまでは建設業や外食業に勤務されたが、いずれも体を壊して転職しなければならなくなり、最後にたまたま縁があって、スリーショップ業態のメガネ店に就職された。独立されたのは14年前で、ニッチなマーケットを狙ったメガネ店を目指された。吉祥寺を選んだ理由は、「当時、おしゃれなセレクトショップは渋谷・青山・銀座などが中心だった。そこそこの商圏を抱える吉祥寺で、多摩地区のお客様を引き留めるお店を作れば喜ばれると思った」と話す。
店名は、「カフェテリア」と「オプト」を組み合わせた『オプテリア』と「グラシス(スペイン語のありがとう)」と「グラス」を合体した『グラシアス』を合わせた「オプテリアグラシアス」とした由来があり、伊藤氏がお店に込めた思いが伝わってくる。
伊藤氏は、「メガネという仕事は、客商売でありながら、お客様に大きな感動を与える事が出来る。お客様と喜びを共感できたり、時に一緒に泣くこともある。こんな素晴らしい仕事をさせてもらえるのは感謝しかない」。また趣味の「仕事・歌・小説」は、いずれも感動を与えられるという共通点があり、これが伊藤氏の原動力だ。
最後に組合に対しては、「すごい人たちが集まっており、僕には人脈作りなどのきっかけ作りになり、感謝している。加盟店数が減っているが、組合には意義も価値もあると思う。増やす方向にどこかで舵を切り、組織を持続可能な形に変革できるようにお手伝いしたい」と話している。
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