レンズメーカー4社による生涯教育講習会開く

70人が受講し、「中近レンズ」について学ぶ
 (公社)日本眼鏡技術者協会・東京支部(片山敬三支部長)は2月22日午前10時から、東京都新宿区の東京眼鏡専門学校で今年度最後の生涯教育講習会を開催した。今回は眼鏡技術者の腕の見せ所ともいえる「累進屈折力レンズの種類と特性〜中近レンズの成功例と失敗例」をテーマに行われたが、非常に関心の高いテーマだったようで、予想を上回る70人が集まり熱心に聴講した。
  まず初めに、(株)ニコン・エシロールの山上守夫氏が、「累進屈折力レンズの種類と特性」を演題に、この日の総括テーマで講義を行い、各累進レンズの特性と特徴を解説、それをもとに消費者に対して勧め分けを提案された。
 続いて、HOYA(株)ビジョンケアカンパニーの大嶽泰久氏、セイコーオプティカルプロダクツ(株)の高橋永氏、東海光学鰍フ小林宗雄氏、(株)ニコン・エシロールの山上守夫氏らレンズメーカー4社が順番に登壇し、各社の(1)中近レンズの種類や特性、(2)中近の正しい決め方、(3)中近レンズに関する成功例と失敗例などについて紹介された。
 質疑応答では、各社のレンズの設計に関すること、機能や特性に関することのほかに、遠近両用メガネが合わないと訴えるお客様へのアプローチ方法について、価格訴求店との差別化方法について、今後の累進レンズの動向など、幅広い分野に及び、各社からそれぞれ回答やコメントをいただいた。
 また、中には「次回は近々、遠近レンズについても同じようなスタイルで講習会を開いて欲しい」というリクエストもあり、終了予定時間を少しオーバーするほど非常に盛況な講習会となった。
(2012年2月22日更新)


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