【新宿支部】
堀川典子さん(シナノ眼鏡/新宿区信濃町)



【パーソナルデータ】
生年月日:昭和25年生まれの水瓶座
血液型:A型
趣味:クラシックバレーや音楽鑑賞
モットー:生涯勉強!

【本文】2010年11月号掲載
 この地で営業を始めて、25年になるシナノ眼鏡。社長の堀川典子さんが一人で起こしたお店である。
 堀川さんはもともと福島県のご出身で、サラリーマンのご家庭で育った。それがなぜ眼鏡店を開くことになったのか‥…。
 地元で暮らしていた頃、同級生に眼鏡店の子がいた。その子のご両親はいつもニコニコして、腰が低く、それをご覧になり「商人になりたいと思った」と言う。この時の出会いで心を動かされ、一生を捧げる仕事を決めるきっかけになった。
 しかし、ご家庭や親戚筋に眼鏡店関係がいたわけではないので、それからが大変だった。東京に出て来て、眼鏡関連の仕事に携わりながら、眼鏡専門学校に通い、技術の習得に努められた。
 眼鏡専門学校で勉強中に、今の場所に近い店舗物件が見つかり、急遽学生の身分でありながら、お店も経営することになった。その後、今(取材当時)から7〜8年前に道路拡張による区画整理があり、現在の場所に移転した。
 当時、自分のお店を作るにあたり、「自分が女性だからこそ、ファッションを兼ね備えたお店を作ることができるのではないか」と考えたと堀川さん。
 一方で、「最近の眼鏡技術者のレベルが低い。また雑貨感覚の利益至上主義の店も出て来た。当店では、メガネは医療用具と考えており、ある程度の知識と技術を持って取り組む必要がある」と眼鏡技術には厳しい目を持っておられた。
 そのため、従業員には、毎日2時間お店で勉強させているという。
 堀川さんは「人間の目は1万人いたら2万眼のバリエーションがある。だから今もお客様に教えられながら取り組んでいる」と生涯技術習得のために勉強が必要だと話されていた。



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