【城西支部】
小川勝久さん(小川眼鏡店/杉並区阿佐谷南)



【パーソナルデータ】
生年月日:昭和19年生まれの牡牛座
血液型:O型
趣味:音楽(ジャンル問わず)
モットー:一級のものを見聞きすること。

【本文】2010年10月号掲載
 小川勝久さんは今、本当のメガネを作れるお店が減ってきたと憂えている。ご尊父様は日本眼鏡専門学校(現・東京眼鏡専門学校)の校長を長年にわたり務められた、故・小川智代吉氏である。
 その影響からか、メガネの正しい作り方を若い頃から徹底的に教え込まれた。
 異業種の参入で眼鏡店が乱立する今こそ、一人一人の顔の形、目の位置、どのようなライフスタイルの中で使うメガネなのかを聞き出し、一人一人に合ったメガネを設計していくという原点に立ち返る必要があると話されている。
 同時に、しっかり保持できる機能を持ったフレームのファッション提案も不可欠と考えている。
 小川氏のお店は去年(取材当時)の7月、JR阿佐ヶ谷駅近くの商店街「パールセンター」から、中杉通り沿いに移転した。
 商店街にいろいろな業態の店が増え「うるさくなった」という理由からだが、その際に若い人も来店しやすい店舗デザインにもこだわった。結果的には移転し新装オープンしてよかったと振り返る。
 また、地元の商店会活動にも積極的に取り組んでおり、商店会会長を経て、現在は地域の町会と商店会との連合組織「マイタウン阿佐ヶ谷協議会」の会長を務められている(取材当時)。
 特に60歳を過ぎた頃から、育児に関わるニュースを聞いたり、最近の日本人の礼儀作法を見ているうちに、本来の日本の良さが壊れ、かつ地元が壊れていくことに我慢できなくなったという。メガネにおいても同様に次の世代に自分の考え方や正しいことをしっかり伝えていこうと考えている。


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