【中央支部】
堀川理恵さん(岩崎眼鏡店/中央区銀座)



【パーソナルデータ】
生年月日:昭和54年生まれの乙女座
血液型:O型
趣味:スキー
モットー:一人一人を大切にすること

【本文】2011年11月号掲載
 明治28年(1895年)にこの銀座に根を下ろし、今年で創業117年を迎えた岩崎眼鏡店。現在組合の常任理事を務めるお母様の九鬼悦子さんのご長女・堀川理恵さんは同店の5代目に就任される予定。同店は滝野川にあるレンズ量産メーカーが前身で、初代の岩崎喜三郎氏が分家し、この地でメガネの小売を始められた。その後、岩崎竹三氏から岩崎利一氏、利一氏から九鬼悦子社長、そして堀川さんへと連綿と伝統を守られている。
 家業を継ぐことについては、自然に決心された。小さな頃から、お店に通って過ごされており、そこで働くお爺様(利一氏)の姿を尊敬の眼で見て育った。このため、何の躊躇もなく進路を決められたそうだ。
 大学卒業後、一時は社会勉強の一環にと異業種の会社で勤務されたが、2006年同店に入社された。眼鏡技術の勉強は入社後、専門学校の通信課程に入学し、働きながら修学されたという。
 現在は、今年(2012年)4月にご長女が誕生したために育児休暇中の身。それでも、最低週に1度はお店に出ており、育児・主婦・お店の仕事と忙しい日々をお過ごしの堀川さんだ。
 ご趣味の「スキー」は、幼い頃からご両親に連れられて覚えたスポーツ。高校時代には、スポーツメーカー主催のスクールで技を磨き、大学時代にはサークルに入り、多い時は30〜40日間ほど冬山に行くほどにのめり込まれたとか。
 また、モットーの「一人一人を大切にする」は、堀川さんが通われた小中高一貫校の校長先生がよく話されていた言葉だ。在学中は特に気にとどめていなかったが、社会人になってから、この言葉の意味合いを理解されるようになり、お客様やお取引様とのお付き合いの際に、ご自身が傲慢にならないように言い聞かせている。
 銀座のほぼ真ん中あたりにある同店。「最近銀座が変わったと言われるが、逆に時代の変化に合わせて人を惹きつけてきた街でもある。その銀座の街と共生できるように常に輝きを持ち続けられるような店作りと、いろいろな業態の店があふれ、メガネのニーズが多様化する中で専門店のあり方を考えていければ」と堀川さんは抱負を語っている。


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