【新宿支部】
角田隆一さん(角田眼鏡店/新宿区西早稲田)



【パーソナルデータ】
生年月日:昭和20年生まれの水瓶座
血液型:A型
趣味:スポーツ観戦
モットー:人生楽しく、自由に

【本文】2011年11月号掲載
 祖父の時代には、メガネの金枠職人をされていたという同店。ご尊父様もその後を引き継いだが、戦争の影響で材料の「金」が使えなくなり、家族全員の生計を守るためにと、昭和15年頃からメガネの小売を始められたという。
 初めは、紹介やツテを頼り、眼科で測定技術を、メガネ店で加工技術を教えてもらうなどして技術を身につけられた。次に出店場所を探すことになり、最初は池袋方面の物件をあたったが、地相にこだわり見送った。たまたまその時に、高田馬場まで足を伸ばしたところ、大勢の学生の歩く姿を見て、この地に目を留められたそうだ。結局「学生とメガネは何よりも密接な関係がある」と考え、この場所で開業することを決めた。
 角田隆一さんはご尊父様とともにメガネ店をやろうと、高校卒業の頃に決心。昭和38年に入社された。しかし、ご尊父様は根っからの職人気質のため、「見て覚えろ」の指導だったため、26歳の時から眼鏡専門学校に通い始めたと言う。
 ご趣味に挙げられたスポーツ観戦は、いうまでもなく早稲田大学が出場する野球の試合を見ること。無料の練習試合から熱心にご覧になられている。グランドが早稲田から移転した今でも、年に2回ほどだがバックネット裏で観戦されるほどの熱狂ぶりだ。
 ちなみに、印象に残っている試合は、早慶両校が勝ち点・勝率とも首位で並び、両校による優勝決定戦が行われた1960年のゲーム。この時早稲田が安藤元博選手の4連投により優勝を決めた、いわゆる『早慶六連戦』である。さらに今から10年ほど前からは、ラグビー観戦も始められた。もちろん、ご贔屓は早稲田大学チームだ。
 「商売が難しい時代になった」と角田氏。それでも今も一緒にお店をやっている仲間に対して、「何とか一生懸命頑張ってもらいたい」と野球観戦の時のような声援を贈り続けている。

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